こんにちは!
そろそろ湯たんぽを出したい劇団ぴよこです。
もう…寒くて寒くて…。
体調を崩している人も多いようなので気を付けて参りましょう!!
さて。
シューケアにハマると一度は挑戦したくなるハイシャイン。
簡単に説明すると、ワックスで革の毛穴の凹凸を埋め表面をフラットにすること。
表面の凹凸がなくなることによってあのピカッとした光沢が出ます。
「上手く光らない」
「そもそもやり方がわからない」
そんなご相談をよくいただきます。
率直に言うと、やり方は人それぞれで
靴のコンディションによっても光りやすさに差はあるのですが。
今回は失敗しにくいやりかたをご紹介します
今回のブログ、長いです(笑)
お付き合いください~
今回はこの3アイテムを使ってハイシャインしていきます!!
・ペネトレイトブラシ馬毛
・トラディショナルワックス
明るいところでやるのがおススメです。
暗いところだと光ったように感じても、外に出ると光っていなかったり曇りが取れていなかったりしやすいです。
まずは乳化性クリームで基本のお手入れをしましょう。
そこから始めます!
①ペネトレイトブラシ馬毛でトラディショナルワックスを取り、
ハイシャインしたい部分に塗りこんでいきます。
②塗りこんだら馬毛のブラシでワックスを革に馴染ませていきます。
コードバンを磨く用の馬毛をお持ちの方はそれを使って頂くのがおススメです。
この時に使う馬毛のブラシは、使えば使う程ワックスが乗り【仕上げの馬毛ブラシ】として素晴らしい活躍をしてくれるようになります!
が、この話はまた別の機会でお話しようと思います。
①と②の作業を2~3回繰り返します。
この作業をすることで、ワックスが革に馴染んでベースが作りやすくなります。
ベースが出来ていない段階で水を付け過ぎると革が水を含んでしまい失敗してしまいますが、そのリスクもぐっと下がります。
③ポリッシングコットンを指に巻きつけます。
ここのポイントは
・指の腹にシワがなくピンと張っていること
・しばらくは同じ面を使うので、使っているうちにずれないように他の指でしっかりと挟むこと
④ポリッシングコットンを巻いた指の腹を水で濡らします。
ビショビショにする必要はないので、肌で濡れているなと感じるくらいで十分です。
濡らした後は、すぐにワックスを取らずに乾いた布(巻いたポリッシングコットンの余りでも他の布でも大丈夫です)で
指をしごきます。
ギュ、ギュと音がするくらいが目安です。
・余分な水分を落とすこと
・コットンの毛羽立ちを押さえ、ワックスの中に毛羽が混ざらないようにすること
この2点が目的です。
④指先にワックスを取ってハイシャインをかけたい部分に乗せていきます。
少し押し込むようなイメージではありますが優しく、大きな円を描きながら乗せます。
感覚的なものもあるので伝わりにくいかもしれませんが、
私の場合は素手の時に人差し指で反対の手の甲を撫でたときに、ギリギリくすぐったくないくらいの強さです。
さするくらいでしょうか。
引っ掛かりを感じるようになったら、水を一滴垂らして
また円を描きます。
この作業を4~5回繰り返します。
ワックスの量は徐々に減らしていきましょう。
革の状態やワックスを取る量によって早い、遅いもしくは何回行うかは異なりますが
根気よく頑張りましょう。。。
だんだん「それっぽい」艶が出てきますが
ここが甘いと、あの光沢は出せません。
目線の高さで靴を持ち、手首を回して靴を傾けながらハイシャインをかけている部分を端から反対の端まで見てみましょう。
ハイシャインをかけたい部分の毛穴の凹凸がしっかり埋まっていれば次の工程に移ります。
⑥ポリッシングコットンを綺麗な面に巻き直し、先ほどと同様、水を付け布でしごきます。
ワックスをほんの少しだけ付け(トントン、と軽くワックスの表面をタップするくらいでOK)
より軽く優しく出来上がりつつあるハイシャインの上を円を描きながら撫でていきます。
曇りが取れなければ、水を1滴。
そして再び撫でる。
ここからは円を描かずに、直線です。
横に指を滑らせるスタッフも、縦に滑らせるスタッフもいるのでここはやりやすい方向で行ってください。
店舗情報
by ikeseirandd
| 2017-10-20 11:27
| ワックス・ポリッシュ